ヨーカドーでTrickers発見 [靴]
最寄りのイトーヨーカドー木場店にて、Trickersの靴が売っているのを発見しました。
Trickersは英国王室御用達ブランドなのだそうで、一足5~7万円以上します。
ヨーカドーの親会社セブンアンドアイホールディングスには、グループ会社としてそごう・西武があります。そうした大手百貨店からの縁と考えれば不思議とはいえませんが、ボリュームゾーンが~1万円、最も高いもので3万円というヨーカドーの価格帯(これはスーパーの中ではかなり高い方と思います)の中、単価7万円を超す靴が売られ始めた事には驚きを覚えます。
モノは装飾性の高いデザインで、ウイングチップにメダリオンが沢山開けられています。僕はのっぺりしているくらいシンプルなデザインが好みなので買いませんが、ポイント1%やハッピーデー5%引が適用されるとなるとかなりお得感があります。こういう高価な買い物はネットショッピングではちとコワいですが、見て触って考えられるとなると話も違ってきます。このスーパーで扱うプレミアム商品という路線、はたして成功するのでしょうか。興味が尽きません。
サンダル全廃、そしてローファーへ [靴]
スニーカー最終兵器(後) [靴]
前回に続きMR769J RAの話。なぜ最終兵器かというと、これを最後にハイテクスニーカーを履くのをしばらくやめようと思っているためです。つまり僕にとっての最終、という事です。
僕は近ごろ下駄をよく履きます。すると足腰の筋肉がしっかりしてきたのか、ハイテクスニーカーよりローテクスニーカー、それよりも革靴のほうが歩き心地が良くなってきました。体重のかかる部分がすぐに定位しないふわふわのスニーカーは逆に歩きづらいよう感覚が変わってきました。
購入してから半年ほど寝かせてあったこのスニーカーですが、ニューバランスはじめポリウレタンを使用した靴は加水分解して履かなくても壊れます。この靴も発売から5年、今を逃して機はないとの判断でついにおろす事に決定しました。
ふた昔前くらいまでは、ランニングというのはスポーツ学生のトレーニングや陸上競技者やの延長やスポーツマン中高年の健康増進といった目的性の強い営みで、用品もストイックで地味なモノしかなかったのが普通でした。それが次第に音楽を聴きながらカラフルな高機能ウェアを着て走るおしゃれなライフスタイルに組み込まれてきました。
それに伴いスニーカーも機能一辺倒からファッション性の高い物へと漸次シフトしてきましたが、このMR769J RAはその流れの中でも3歩くらいすっ飛んだ存在として表れました。きっと開発するにあたりデザイン部門に「思いっっっきりやれ!」と伝えたのでしょう、コンセプトモデルがそのまま発売されたかのような一品です。僕も仕事や人間関係で色々と転機を迎えているのですが、ここは僕もこの靴ぐらい思い切った行動をとってゆきたいと思っています。
スニーカー最終兵器(前) [靴]
ハイテクスニーカーの大御所・ニューバランス。僕も昔から履いていて、直近では過去記事にも取り上げた998ZIP→ときて、ついに最終兵器の投入を決意しました。それがこの「MR769J RA」。カラー表記の”RAINBOW”が示すように、何色と決められない極彩色です。
まだ値札もタグもついた状態。これは近所の靴屋さん「スガヤ靴店」で購入しました。発売は2009年9月なので、加水分解で長期保存が利かない靴としてはかなりの長期在庫。同店でも入荷は2足、しかも2年前ですので、どこからから余った品を仕入れてきたのでしょう。普通に町の靴屋さんなのですが、バイヤーの慧眼には感心します。お店に立っているのは初老の夫婦なので仕入れは長男??
ともあれ、こんな派手な靴が地元商店街でポンポン売れるはずがありません。自分でも買うべきか否か躊躇していました。まあ売れちゃったら仕方ないと思いつつ、たまにお店によってはチェック。長らく30%引き(これは当初から)で売られていましたが、半年経つ間に1足売れ、1年待ったらついに50%引きになりました。これは行くしかないと考え購入。12,070円の半額にちょいオマケで6,000円でした。
シューレースまで虹色。ちなみにこのくびれのついた形状は靴紐がほどけにくくするためのものだそうです。世の中、派手な靴もいっぱいありますが、ここまで徹底した代物はそうそうありません。世界の服飾の歴史上で豪奢だったり極彩色だったりするモノがありますが、綿と化繊とビニールと蛍光塗料との質感の違う色のハーモニーという観点からは類を見ないレベルの1足。特にスニーカーの歴史の中では最もトガッた存在の一角だと思っています。
綺麗なうちに靴底も撮っておきます。普段見えない裏側も妥協なしにカラフル。「NewBalance」と「N」ロゴも別色を埋め込み、母指球と踵内の体重がかかる部分に緑が配してあるところにニューバランスの研究を感じます。
今回はここまで。
スニーカー最終兵器の投入準備 [靴]
お馴染みニューバランスの箱。この中に入っているスニーカー最終兵器を、ついに投入します。
型番「MR769J RA」。色表記は「RAINBOW」 。もうご存じの方もいるはず。そう、
あまりのカラフルさに様々なメディアで取り上げられたランニング用スニーカー。時間がありませんので、今日はここまで。
斬新すぎるビジネスサンダル [靴]
ホームセンター「コーナン」木場店の2F靴コーナーにて、面白いモノを発見しました。
一見革靴風ですが、後ろがスリッポンになっています。なんだいコリャと思って詳しく見てみると、
「紳士ビジネスサンダル」とあります。LIFELEXのロゴが入っていますからコーナンの自社製品です。しかもバリエーションも3種と豊富で、様々なニーズに応えています。というかニーズがあるのでしょうか……??
個々の写真。まずは基本のストレートチップタイプに……
ウィングチップタイプ……
ビットローファータイプ。この金属ビット部分、本来なら高級感を醸し出す大事な雰囲気パーツなのです。しかし実に安っぽいです。
この発想はありませんでした。素材はビニールっぽい合成皮革にポリウレタンか何かの底。とても軽いです。遠くから見れば革靴に見え……なくも……ない?
「社内で社長がサンダルを履いている会社の8割はその後伸びない」という話を昔どこかのビジネス書で読みました。果たしてコレならどうなんでしょうか。
こんなところにビブラムソール [靴]
近所のスーパー・赤札堂。その靴コーナーでワゴンセールをやっていました。全くの大衆スーパーですから、普通のモノ好きにはまるで価値のない場所です。しかし僕はこういうコーナーを見て回るのが大好きです。
ワゴン内には12,800円→5,000円弱に値下げされた靴がわさわさ転がっていました。こうしたスーパーで上代1万円超の靴というのは最高価格帯です。「ふ~ん」と思いながらわさわさ漁ってみると、ちょっと面白い靴がありました。
丸っこいフォルムの外羽根式ストレートチップ。寸が短くて幅広(EEEE)で、なかなか愛嬌があります。こういう形の靴はちょっと見たことがありません。少しチャップリンの靴に似ています。
ブランドタグを見ると「SHOEMAN」の文字とオールドブリティッシュ風のイラスト。でも日本製です。そして意外だったのがこの紙タグ。
なんとビブラムです。ホンマかいな?と思い靴裏を見てみると、
確かにビブラムのロゴ刻印です。
同社は靴底専門メーカーですから手広く商売をやっているのは当然ですが、ちょっと思わぬところでの発見。これだからスーパー回りはやめられません。
アサヒ製靴のゴム長靴 [靴]
前回「ゼロ・ポイント」の話を書きました。この言葉は個人語であり、社会に流布している言葉の意味とはニュアンスが異なります。イメージとしてはシンプルやプレーンに近いのですが、同一ではありません。「自分にとってのニュートラル」とでも言うか、まだしっくりくる説明ができない感覚です。
さて、ここ最近でそのゼロ・ポイントを感じられたのが、このゴム長靴。
本っ当~~に普通の、なんでもない、ただのゴム長です。なのに脚を通すたび「あ、なんかコレいいなぁ」と感じます。買ったのは地元商店街で僕イチオシの「スガヤ靴店」。洗濯バサミで値札がついてるあたりが地元っぽさを醸しています。お値段はご覧のとおり2,000円。なお、楽天で「アサヒ 長靴 コーキン」で検索したら1,800円で売ってました。
↓は比較として適当に探してみたアフィリンク。
このゴム長、飾りっぽさが一切ありません。3,000円台の作業用や1万円台のオシャレ雨靴と比べてみると、そのプレーンさが際立ちます。黒のゴム一色で両脇のひっぱりもなく、ゴム色の切り替えやライニングもブランドタグもありません。50代以上の魚屋のおじさんや花屋のおばさんがが最も似合うかもしれません。なんというか昭和っぽいです。
モノに興味のない人が「なんでもいいよ、仕事用なんだから」と思って適当に買ってきたとしても、大抵なんらかの不要な飾りがついているもの。その意味でもこのゴム長の徹底した主張のなさは極まっているとすら感じます。意外なほどフォルムが洗練されており、ツヤツヤしたゴムの光沢と相まって安っぽさはまるでありません。この先、長靴を選ぶにあたり「これが出発点だ」と思えるゼロ・ポイントを感じられました。
ゼロ・ポイントを求めて [靴]
内羽根式のプレーントゥを求めて [靴]
つい最近、スウェーデンのグループサウンズ「ザ・リアル・グループ」の公演を聞きに行きました。全員のビートボックスを特徴とした類例を見ない音楽なのですが、このブログ的には趣旨が外れるので割愛。
メンバーは男性3人女性2人で、みな実にスタイリングが洒脱なのが印象的でした。第一部は黒ベースで、男性は黒のタキシード、女性は黒のパーティドレス。第二部は青ベースで、男性がジャケットにTシャツやドレスシャツ、女性は2人ともワンピース。全員共通で祖国の色を配したファッションに、北海生まれの息吹と誇りを感じました。
さて、よく見ると男性陣は靴だけは同じ。改めて黒短靴がファッション的に万能である事を感じました。その中でも、長身の方が履いていた靴がとても恰好よかったのです。甲が低くて底薄で、けれど捨て寸は少ないスラリとしたフォルム。ビジネスシューズの端正さとはまた違う、エレガントな華やかさがありました。同じ黒革靴なのに不思議です。少し離れていたのでクッキリとは見ていませんが、それは内羽根式のプレーントゥだったように見えました。
それ以来、僕はカジュアルに履くための黒のプレーントゥを探しています。この日は八重洲ブックセンターからの帰りにREGALの常設アウトレット店に寄ってきました。
このお店は東京駅八重洲口を出てすぐ近くを横に入った通り沿いにあります。
店内をくまなく見て回りましたが、内羽根式の黒革靴というとストレートチップばかり。プレーントゥは滅多に見当たりません。僕は革靴は黒ストこそが最もフォーマルだと思っていたのですが、これは元々トゥの補修に当て革をしていたものが後に装飾と化したものであり、本当のフォーマルは黒のプレーントゥなのだそうです。
これは雑誌の記事だったのですが、その後どこの靴のサイトを見ても同様の話が載っていません。それで半信半疑になっていたのですが、ふと思い立ってチャールズ皇太子が40年来履いている有名なジョンロブの画像を探してみると、なんと内羽根式のプレーントゥでした。→「チャールズ皇太子 ジョンロブ」で画像検索の結果 (2枚目と3枚目)
正にこれです。薄底なので同じ長さでもスマートに見えます。こういうモノが欲しいのです。それでamazonと楽天で調べてみたのですが、選択肢がほとんどありません。僕はメダリオンも開いてないのが好みですので、そうなると3、4点しかありません。その中でも「これは……!」と思ったのが、この
大塚製靴のM-5シリーズ。……7万円と9万5千円。まったく手が届きません。カジュアル用途で履き倒そうといのですから、お値段が高すぎます。一応、憧れとして心に留めておくとして、しばらくは~2万円の出物を探すことになりそうです。
さて、REGALアウトレットの店員さんにダメ元で「内羽根式の黒プレーントゥありませんか?」と訊きました。するとレジでカタカタッと条件検索したのち、持ってきてくれたのがこちら。
エナメルのプレーントゥ。優美な曲線を描くフォルムに、光沢も艶やかな見目麗しき靴です。が、これはさすがに履きどころがありません。店員さんにはお礼を伝えて丁重にお下げして頂きました。