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選択の断捨離:セーター [コーデ・身嗜み]

セーターを買わないことに決めました。当面は選択肢から外します。
 
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ウールのセーターというものは空気を含んで暖かく、色合いが暖色なら傍目にも暖かそうです。しかし、最大の欠点は動きづらくなること。ふわふわの毛では着膨れしてしまいますし、タイトなセーターは身にまつわり動きをスポイルします。それに静電気が生じやすいのも恐怖。結果、持ってはいるものの全然着ないかひざ掛けになっているのが実情です。
 
レイヤードは格好のいいものですが、確実に動きをスポイルします。着て1時間以上動けば気にならなくなってきますが、脱いだ時に体、特に肩回りがラクになることで体に負荷をかけていたことがわかります。
  
ジャケットの裏地にはポリエステルやキュプラが使われていますが、これには滑りをよくする機能があります。いいジャケットというのは着ていて疲れず脱ぐのもラク。洋服箪笥を眺めていると、ついそうした着やすいものに手が伸びてしまいます。そしてセーターは着るのにちょっと勇気を必要とするのが僕の現実。なので一度僕のモノ選びから除外することにしました。


ダブルダウン [コーデ・身嗜み]

ライトダウンジャケットが普及し、次いでライトダウンベストが普及して以来、何度も考えたのがこの2枚をレイヤードすることです。

ダウンの上にダウンを着るというのは、現在のライトダウンのルーツであるアウトドアの世界では割と普通のことのようです。しかしダウンジャケットは分厚いのが当然であった街着の世界ではほとんど例がありません。何度も考えていながら、未だに街では見たことなし。それでずっと「それってどうなのかな……」と躊躇していた組み合わせです。

しかし、今日訪宅した知り合いがそのレイヤードを見せてくれました。

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ユニクロのULダウン、黒ジャケット×黒ベストの組み合わせ。同色だと意外に違和感がありません。「これはアリ」と判断しました。

ライトダウンはとても便利なのでついつい手が伸びてしまいます。しかしそれだけでは寒い場合、何を羽織るか少々考え込むことがままありました。しかしこれを見て納得したので、これからはダウン×ダウンも気兼ねなく着られそう。個人的な既成概念を打ち破ってくれたAさんに感謝です。


おしゃれな人と僕との違い [コーデ・身嗜み]

久々にユニクロに立ち寄った際、ディスプレイされていた着こなし例に目が留まりました。

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青のBDブロードシャツに濃紺のベスト、その上に赤のパーカー、そして濃茶のライトダウンベスト。色あわせの是非は措くとして、「かなり重ねてるな」と感じました。けれど不自然という感じはしません。ウルトラライトダウンの存在を抜きにしても、10年前だと有り得なかったレイヤードです。

何年か前、知り合いがYシャツの上にパーカを羽織っているのを見て「あ、いいな」と思い、自分も取り入れました。それまでは僕としてはパーカはTシャツの上に着るもので、Yシャツの上という発想はありませんでした。こうして人が着ているものが伝播してゆくのが自然な意味での流行だと思います。

然るに、流行にも先進性の度合いがあります。最初見たときすぐに「いいね!」と思われるスタイルばかりでなく、初見では「んんっ?」と驚かれたり、「それはナシでしょう」といったネガティブな反応を引き起こすものもあります。たとえば、ジャケットの下にライトダウンベストをインする着こなしは僕の知る限り2年前には既に提案されていました。しかし現状ではまだまだ先進的というか、賛否両論ある段階に留まっていると感じます。ヘタをすると「あの人着る順序間違ってるね」と思われかねません。

こうした既存になかった着こなしも、ある程度見慣れてくると「それもアリか」と変化してゆきます。それをどのくらい早い段階で行うか、また行えるかが「おしゃれな人」と僕との違いなのだな、と考えています。僕は社会がそれなりに慣れてくるまでは踏み込むのを躊躇ってしまいます。おしゃれな人は先進感と、衆目を集めることを楽しめる、ある種の度胸がある人びとなのだと思います。


懐刀は隠してこそ [コーデ・身嗜み]

近所のリサイクルショップでチーフを買ってきました。

タイトルおよび冒頭では敢えて「チーフ」と表記しましたが、リアルでは「ハンカチ」と呼びます。なぜ「ハンカチ」にこだわるかと言えば、実際に使うモノだからです。 

語源は同じハンカチーフ(handkerchief)ですが、「ハンカチ」と言えば手を拭くもので、「チーフ」といえば胸ポケットを飾る布というニュアンスの違いがあるように思います。なお、ランダムハウス英和大辞典には「kerchief」で見出し語があるので、「チーフ」という略し方は日本独特と思われます。 

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すべて白ですが、織柄は入っています。まるきりただの白ハンカチという訳ではありません。こちらは1枚50円。すべてバラバラの品物で、柄もブランドも別です。

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↑こちらは箱入り。100円です。

 ファッション雑誌をみると、よく飾りとしてのチーフを挿しているモデルさんの写真が出ています。値段を見てみると3,000円から、高いものだと1万円を超えるモノまであります。ですが、「男とは道具の謂である」という僕の座右の銘からは、これらは必要のないモノです。なぜなら、使うには高すぎて実用に耐えないからです。  

 

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これは撮影用に表に出していますが、実際は見えるようにはしません。完全に胸ポケットの中にしまっておきます。 

ハンカチーフは手拭用の布ですから、実際に手も拭きます。コーヒーがこぼれたらコレで拭き取りますし、万一の時には血や汚物などもこれで拭きます。当然シミがつきますし、取れなくなったら捨てます。なので数を用意する必要があります。リサイクルショップでは時たまこうした新品未使用のハンカチーフの出物があるので、それをキープしています。

 

道具という観点からは「見た目はいいのに実際は使えない」はサイアクの部類です。華やかで高価なチーフや、最近では胸ポケットの裏布をめくることでチーフ代わりになるという飾りのチーフがありますが、それで身を飾ったところでイザ汚れものが出たときにサッと使えないのでは恥をかきます。それよりも、普段はある事をアピールせずにおき、必要な時にドラえもんのポケットの如く必要なモノが出てくるほうがよほどプラスギャップになります。

懐刀は普段忍ばせておくからこそ有用。「男は道具」派の方には白の隠しハンカチーフをオススメします。


PHILIPSのシェーバー「HQ7290」 [コーデ・身嗜み]

今回は持ちモノの紹介。ご存じグルーミングツールの名門・PHILIPS社の髭剃り「HQ7290」です。

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かつて7000番・8000番・9000番台の3シリーズに分かれていたときのモデルであり、現在は生産されていません。公式HPをみると、現在はシリーズがリニューアルされています。

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胴体の横には「WILLIAMS F1」 と書いてあります。F1チームとのコラボモデルです。

このシリーズは完全防水であり、電化製品にも関わらず風呂場に放置しても大丈夫。当然、水道で水を流しながらヘッドを突っ込んで水洗いOK。ダブルヘッドのモデル(当時のHQ6000シリーズ)でも充分な髭剃り性能がありましたが、このトリプルヘッドは肌当たりの面積が大きく、髭の薄い僕なら10秒くらいで髭剃りが終わります。

最新シリーズではヘッド部分がよりフレキシブルになったものの、トリプルヘッド構造自体は現在も同じであり、このシステムの優秀さと完成度を物語っています。

また、髭剃りとして優れているのもお気に入りの理由ですが、F1カーをイメージさせるデザインの異質さも魅力です。 縦に入っているラインは単なる模様で、後ろにはエアダクト様の穴も開いています。前後のパーツをつないでいるのはメタルパーツで、ラチェットがないと外せません。もちろんすべて飾り。ホワイトの本体カラーも当時のラインナップでは(現行でも)これ以外に見たことがありません。

 

そして、このHQ7290には最新モデルよりも優れた最高のお気に入りポイントがあります。それは、PHILIPSのすべての電動シェーバーの中で唯一、自立することです。

PHILIPSの髭剃りは総じて胴に円みを帯びた流麗なデザインであり、持ってみると握りの良さが際立ちます。しかし、そのなめらか形状ゆえ、平らな所に置くと安定しません。コロコロフラフラ左右に転がってしまいます。現に、父に買ったHQ7310は風呂板から落ちて、悲惨にもヘッドが飛散しました。

でも、このHQ7290は縦に自立します。これが実に重要で、狭い机の上で表面積を取りません。同時期のモデルの中でも、このモデルだけの特徴です。なぜ……なぜ、その後のモデルでこの素晴らしい特徴が実現されないのか、僕には不思議でなりません。

もしこれが壊れたら、乗り換えるモノがありません。工業製品ながら、後生大事に使ってゆきたいと思わせてくれる一品です。


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